こんにちは、三姉妹ママのネコアシです!今回は、私の長女が持つ「2E(ツーイー)」という特性について少しお話ししたいと思います。2Eとは、発達障害とギフテッド、2つの特性を持つことを指します。この特性に気づくまでの道のりや、日々の子育てで感じたことを、同じように悩むママたちの参考になればと思い、綴っていきます。
※この記事では「発達障害」というワードが出てきます。不快に感じられる方は閉じていただければと思います。

2Eとは?発達障害とギフテッドの両方を持つ子ども(大人)たち

2Eは、「Twice Exceptional」の略で、発達障害(神経発達症)とギフテッド(高い知的能力)という、二つの特性を併せ持つ子ども(大人)たちを指します。具体的には、以下のような特性があります。

  • 発達障害の特性
    ASD(自閉スペクトラム症)、ADHD(注意欠如多動症)、LD(学習障害)などの特性が見られます。
  • ギフテッドの特性
    高い知的能力や創造性、独自の視点を持つなど、特定の分野で優れた才能を発揮します。大人の発達障害

これらの特性が組み合わさることで、周囲からは「できる子」と見られがちですが、実際にはさまざまな困難を抱えていることがあります。

長女の2E特性に気づくまでの道のり

参照:https://www.nobelpharma.co.jp/general/insomnia/01

私の長女は、小さい頃から「何かおかしい」と感じることがありました。例えば、特定のことに対する強いこだわり。興味のある分野には驚くほどの集中力。周りの声も聞こえていません。
一方で、日常生活の中での些細なことに過敏に反応して大泣きしたり、集団行動が苦手だったり。赤ちゃん~3歳頃は夜泣きと癇癪が特にひどく、架空のお友達もいたりしました。とにかく眠れない子ども。夜驚症まで出ていた頃は親も常に睡眠不足で本当に大変だった記憶があります。

保育園では良い子

保育園の先生からは、「○○ちゃんが発達障害(神経発達症)なんて考えられません。みんなより良くできる子です。」と言われてしまい、“自分の感じている違和感が間違っているんではないか?”とかなり悩みました。
のちの主治医から伺ったお話しですが、ギフテッドを持つ子どもは外で優等生(俗に言う良い子)であることが多いそうです。長女もそのタイプで、家での暴れっぷりなんて想像もつかないほどに保育園では良い子でした。

診断がつくまでかかった期間は5年。

外では良い子なので、1歳半健診も3歳児健診にも引っ掛かりません。保健センターも保育園も発達相談窓口も「様子をみましょう」。モヤモヤとし不安を抱えながら過ごしていたある日、この2Eという特性があることを知りました。
当時、8か月待ちは当たり前の発達検査。コロナ渦でたまたまキャンセルが出ていた事が幸いし、受診することができました。WISC-Ⅳ検査での結果は全検査IQ130。高低差は30ほど。まぎれもない凸凹です。

特性が明らかになったことで、やっと医療・福祉と繋がり、彼女に合ったサポートをすることができるようになりました。何だかおかしいな?と感じてから、5年近くもかかってしまったのが申し訳なくて仕方ありません。

2Eの子どもたちが抱える困難

2Eの子どもたちは、以下のような困難を抱えることがあります。

  • 周囲からの誤解
    高い知的能力を持つため、困っていることに気づかれにくく、サポートが受けられないことがあります。
  • 自己肯定感の低下
    得意なことと苦手なことのギャップにより、自分に自信が持てなくなることがあります。
  • 感覚過敏や過集中
    感覚に敏感であったり、特定のことに過度に集中してしまうことがあります。

これらの困難に対して、周囲の理解と適切なサポートが必要です。

2Eの子どもたちへのサポート方法

2Eの子どもたちをサポートするためには、以下のような方法があります。

  1. 特性を理解する
    子どもの得意なことと苦手なことを把握し、個々の特性に応じた対応を心がけましょう。
  2. 環境を整える
    感覚過敏がある場合は、刺激を減らす工夫をするなど、子どもが安心して過ごせる環境を整えましょう。
  3. 適切な支援を受ける
    専門機関や支援団体と連携し、必要なサポートを受けることが大切です。
  4. 子どもの強みを伸ばす
    得意な分野を活かせるような活動や学習機会を提供し、自己肯定感を高めましょう。

これらのサポートを通じて、2Eの子どもたちが持つ可能性を最大限に引き出すことができます。

まとめ

2Eの子どもたちは、発達障害とギフテッドという二つの特性を併せ持ち、周囲からは理解されにくいことがあります。しかし、特性を理解し、適切なサポートを行うことで、子どもたちの可能性を広げることができます。私自身、長女の2E特性に気づき、彼女に合った支援をすることで、親子ともに少しずつですが成長していると感じます。記事にすることは悩みましたが、同じような悩みを持つママパパたちの参考になれば嬉しいです。

マンガになっててすごく分かりやすかったです

ギフテッドがどんな感じがわかります